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役割放棄と混乱実の可能性

どうもわにです

 

今回は役割放棄と混乱実について考えたことをまとめてみます

 

役割放棄とは

仮想敵がまだ十全な状態で生存しているにも関わらず、仮想敵への役割遂行ができない状態まで特定のポケモンを消耗させてしまうことを指します

 

例)相手の裏にテテフがいるにも関わらず、ハピナスグロスに対して無理矢理突っ張り、カウンターしてグロスを処理したものの、次のテテフの攻撃を受けられない状態までハピナスが消耗してしまう

 

サイクル戦を軸とするポケモン対戦において、役割放棄は味方の負担を増やし、大きな負け筋を生むため、一般的に好ましくない行動として認知されています

 

 

混乱実の仕様変更

混乱実はHPが1/4以下になった場合、最大HPの1/2を回復するアイテムです


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発動条件がなかなかシビアですが、上手く使えば大回復を望めるため、七世代の仕様変更により、広く採用されるようになった持ち物です

 

この混乱実の登場により『役割放棄を今までとは少し違う形で捉えることができるのではないか?』というのが今回の考察テーマです

 

 

役割放棄と混乱実

先述した通り、役割放棄は好ましくない行動ですが、仮想敵以外の相手ポケモン1体を突破するという結果自体は決して悪いものではありません

その役割放棄を逆説的に考えれば、その後の役割遂行に足るHPを温存することができるなら役割放棄にあたる行動は許容されるということになります

つまり役割放棄を役割破壊に変換できるわけです

 

この『HPを温存する』という条件を混乱実によって比較的容易に満たせるのではないか、と考えました

 

つまり、HPが50%あれば本来の役割遂行が十分可能なポケモンに役割破壊要素を仕込むことで、結果的に役割遂行+αの仕事ができる!ということです

 

 

適したポケモン

でも、そんな都合のいいポケモンおる??という話になるわけですが、可能があるポケモンは結構います

 

例えば前述のハピナス

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B252+B補正でA特化メガグロスのPF思念を耐えることができ、カウンターで処理できます

ここで混乱実が発動すると、次のターンC特化テテフのサイキネを耐えることができ、卵産み連打で役割復帰できます

 

ハピナスのように役割が明確で、高い耐久+反射技+回復ソースを併せ持つポケモンは軒並みこの戦術と相性が良いです

 

カビゴン

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ヘビボン/カウンター/リサイクル/鈍い

 

クレベース

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雪雪崩/鈍い/ミラコ/再生

 

ママンボウ

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熱湯/願い事/毒毒/ミラコ

 

これらのポケモン種族値に大きな偏りがあり、得意な方面には無類の強さを発揮するものの、反対の方面には崩されやすいという性質があるため、役割破壊技で自身の苦手な方面のポケモンを突破することができれば、相手の選出次第で後続を容易に詰ませることができます。

 

 

この他、特殊な例では、

ウルガモス

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炎の舞/蝶舞/鬼火/羽休め

 

マフォクシー

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マジカルフレイム/鬼火/願い事/瞑想

 

ブルンゲル

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熱湯/挑発/鬼火/再生

 

あたりもこの条件に当てはまります

これらは自身の苦手な物理主体のポケモンを鬼火で機能停止に追い込み(擬似役割破壊)、自身が得意な耐久ポケモンへの詰ませ性能を維持することが可能です

 

まとめ

七世代における混乱実の仕様変更によって戦略の幅がかなり広がりましたが、混乱実の使い道はまだまだ開拓の余地があるのではないでしょうか

近々(2019.1.8)イバンやジャポの実も解禁されるようですし、また新しい型がどんどん研究されていくといいですね!

 

ここまでご覧いただきありがとうございました!